1. 過去の性被害が、その後の人生に影響する
過去に性被害を受けたことで、今も心に深い傷を抱えている人は少なくありません。その痛みは、ただ悲しい思い出として残るだけでなく、日常生活や人間関係にも大きな影響を与えます。パニック障害やフラッシュバックに悩まされたり、特に恋愛や結婚で恐怖心がでたり、つまづくといったことがあるかもしれません。
「あの時、なぜ逃げられなかったんだろう?」「もっと抵抗すればよかった」と自分を責め続けてしまう人もいます。また周りからそのような言葉をかけられてさらに傷ついたり、そんな自分を「汚い」とさえ思い込んでしまうこともあるかもしれません。
2. 自分を責めないで
「なぜあのとき逃げなかったのか」と思ってしまったり、そのような言葉をかけられて辛い思いをされたことがあるかもしれません。でも、それはあなたのせいではありません。怖くて体が動けなくなるのは自然な反応です。ポリ・ベーガル理論によると、私たちの体は強い恐怖を感じると、「戦う」「逃げる」「固まる(フリーズする)」という3つからどう反応をするかを瞬時に選択します。特に固まってしまうのは、命を守るための本能的な反応です。無意識に自分を守るために一番いい反応を選択するのです。たまに性被害の記憶がない方もいます。「固まる」ことで体はストレスホルモンを大量に分泌し、意識が朦朧とすることがあるからで、これは痛みや苦しみを和らげます。性被害に遭った状況で何もせず固まるというのは、自分を守るためにできる限りのことをしていたということなのです。
3. エモーションフリーでトラウマを解放し、心を軽くする
エモーションフリーは、心の痛みや嫌な思いを解放するための方法です。この方法では、過去の記憶を深く掘り下げるのではなく、体の反応を変えることで感情を解放します。難しいことは何もなく、特定の言葉を使って簡単にできるので、自分で試すことができます。エモーションフリーを使うことで、トラウマに囚われず、楽に生きられるようになります。実際に、フラッシュバックが起きなくなったり、いい恋愛ができるようになった人はたくさんいます。
4. もう一度、自分を大切にするために
エモーションフリーを使えば、過去の嫌な出来事が思い出しても辛くなくなることがあります。それは、身体が新しい反応を覚えて、心の傷を癒してくれるからです。「唱えるだけで嫌な気持ちが軽くなるなんて」と思うかもしれませんが、実際に試してみると、心が楽になるのを感じられるでしょう。
5. 幸せになっていい
性被害のトラウマは、あなたが悪いわけではありません。自分を責め続けるのではなく、少しでも心が軽くなる方法を見つけてください。エモーションフリーは、その一つです。心の重荷を少しずつ下ろして、もう一度自分を大切にする道を歩んでみてください。あなたには、その価値があるのです。性被害を受けた過去に縛られることなく、幸せになっていただきたいと思います。