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変わりたい気持ちが続かない人へ。まず知っておきたいこと
「よし、明日から生まれ変わるぞ!」と強く決意したのに、三日も経つと元の自分に戻ってしまっている。そんなふうに、変わりたいという気持ちが長続きしなくて、自分にがっかりしてしまうことはありませんか?
もっと自分をコントロールしなきゃ、意思が弱いからだ、と自分を責めてしまう人も多いのですね。
そんな状態のときほど、なんとかしなきゃと焦って、どうすればモチベーションを維持できるか頭の中で考え続けてしまいがちです。
底が浅い状態で自分の「やる気」や「意思の強さ」だけで解決しようとすると、かえって自己嫌悪の深みにハマりやすくなります。
本当は毎日忙しくて疲れているのに、まだ努力や気合いが足りないせいだと思ってしまう。もっと我慢すればできるはずだと、自分を追い込んでしまうのですね。
私は、こういうときに必要なのは、もっと強い決意をすることではないと思っています。
ひとりで「頑張ろう」と決意するのを一度手放して、もっと自然に動けるような方法を考えてみませんか。
三日坊主になってしまうのは、充電切れのスマホを動かそうとしているからです
変わりたいという気持ちが続かないとき、心の中では何が起きているのでしょうか。
それは例えるなら、バッテリーが残り数パーセントしかないスマートフォンで、最新の重いゲームアプリを無理やり動かそうとしている状態です。
画面はすぐにカクカクして固まってしまいますし、本体は熱くなって、あっという間に電源が切れてしまいますよね。
このとき悪いのは、ゲームアプリ(変わりたいという目標)でも、スマートフォン(あなたの能力)でもありません。
単に、動かすためのエネルギー(意思の力や体力)というバッテリーが不足しているだけなのです。
私たちの「強い決意」や「やる気」は、実はとても消費電力が激しく、一時的にしか使えないバッテリーのようなものです。
それなのに、毎日仕事や家事でバッテリーを使い果たした状態で、「さらに決意の力で自分を変えよう」とするから、途中で動けなくなってしまうのですね。
だから、続かないのはあなたの意志が弱いからではなく、仕組みが合っていないだけなのですよ。
意思の力を使わずに、勝手に体が動く仕組みをつくる
では、どうすれば無理なく行動を続けられるようになるのでしょうか。
それは、「がんばる」という言葉を使わなくても、自然と身体が動いてしまうような小さな環境を整えることです。
朝起きたら、何も考えずにスマートフォンの電源を入れるように。 お風呂から上がったら、自然とドライヤーを手にするように。
日々の生活の中には、意思の力を全く使わずに、自動的にやっていることがたくさんありますよね。
新しく始めたい行動も、そうした「すでに出来上がっている習慣」のすぐ後ろに、これ以上ないくらい小さな形でくっつけてしまうのです。
たとえば、毎日本を読みたいなら、「朝、コーヒーを淹れて机に置いたら、本を1ページだけ開く」と決めておく。 運動をしたいなら、「家に帰って靴を脱いだら、その場でスクワットを1回だけする」と決めておく。
このくらい小さければ、バッテリーが残り少ない日でも、意思の力を使わずにサッとできてしまいますよね。
ひとり決意に頼らないために、今日できること
今日からできる工夫として、あなたの「変わりたい目標」を、もの凄く小さく分解してみませんか。
そして、それを毎日の「どの行動の後」に行うかをセットにして考えてみるのです。
たとえば、次のように自分の生活パターンとつなげてみるのはいかがでしょうか。
朝、歯を磨いたあとに、手帳を開いて今日の予定を1分だけ眺める。 お昼ご飯を食べ終わったあとに、コップ一杯の水を飲む。 夜、お布団に入ったあとに、今日良かったことをひとつだけ頭に浮かべる。
どれも、がんばらなくてもできそうなことばかりですよね。
もし今日忙しくてできなかったとしても、「まあ、そんな日もあるよね」とやさしく受け流してあげてください。
大事なのは、完璧にこなすことではなく、「やろうとした自分」の味方でい続けることです。
できそうなスモールステップをひとつ見つけたら、それをノートにこっそり書き留めておくか、誰かに「これやってみるね」と軽く伝えてみるのもいいですね。
どんなペースで進むかも、あなたが選んでいいのですよ
自分を変えるということは、急激に全く別の人間になることではありません。
日々の小さな変化が少しずつ積み重なり、気がつけば心地よい場所にたどり着いている。そんな優しい変化のほうが、あなたの心にも負担が少ないはずです。
意志の力で自分を引っ張るのをやめて、仕組みや環境の力を借りてみる。
そんな新しいアプローチを試してみるかどうかは、あなたが自由に決めていいのですよ。
あなたが無理なく、笑顔で毎日を過ごせる方法を、ゆっくり探していってくださいね。