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前に進みたいのに足がすくむ人へ。まず知っておきたいこと
新しいブログを始めたい、転職の準備をしたい、部屋の模様替えをしたい。
やりたい気持ちはあるのに、いざ行動しようとすると、体が石のように固まって一歩も動けなくなってしまう。
そんな自分に、焦りや自己嫌悪を感じてはいませんか。
「前に進みたいのに進めない」という状態は、たとえるなら「あなたの目の前に、一段の高さが自分の身長よりも高い『巨大な階段』がそびえ立っている」ようなものです。
見上げるだけで圧倒されてしまうような高い段差を、一飛びで登ろうとしているから、恐怖で足がすくんでしまうのですね。
あなたが動けないのは、やる気や根性がないからではありません。
一歩のサイズが、今のあなたの心にとって大きすぎるからなのです。
私は、こうしたときに必要なのは、もっと強いジャンプ力ではなく、その巨大な一段を、あなたの足首ほどの高さの『小さなステップ』に刻み直してあげることだと思っています。
そこから、驚くほど自然に、足元が前に踏み出せるようになります。
急激な変化や失敗を本能的に避けるため、心の警備員が全力であなたを引き留める
前に進もうとするときに足がすくむのは、あなたの防衛反応が「ここから先は危険だぞ」と警告を出しているからです。
もしこの挑戦がうまくいかなかったら、これまでの努力が無駄になってしまう。
完璧にできない自分を突きつけられるのが怖い。
このような不安や完璧主義が、無意識のうちにあなたの足を地面に縫い付けてしまいます。
私たちの脳は、急激な変化や、予測がつかない大きな挑戦を本能的に嫌い、元の安全な状態に戻そうとします。
だからこそ、頭でいくら「進め」と命令しても、身体の防衛システムがそれを遮断して、フリーズさせてしまうのですね。
足がすくんでしまうのは、あなたが怠けているからではなく、心の中の警備員が「あなたの安全を守るために」一生懸命に働いている証拠なのです。
まずはその防衛システムを責めるのをやめ、「慎重に私を守ってくれてありがとう」と受け止めてあげることが大切です。
自分の一歩は、思ったよりも大きくなりやすいものです
自分では「このくらい簡単だ」と思っている一歩でも、不安を感じている心にとっては、想像以上に巨大な壁に見えていることがあります。
例えば、「ブログの記事を一本公開する」ということは、一見シンプルに見えますが、その中には、テーマ決め、構成案の作成、執筆、校正、画像の選定など、無数の小さなステップが詰まっています。
これらを一気にやろうと考えると、脳がパンクして、WordPressを開くことすらできなくなってしまいます。
このようなとき、一人で考え続けていると、「なぜこんな簡単なことができないんだ」と自分を追い詰めてしまいがちです。
だからこそ、誰かにあなたの一歩を「もっと小さく分解してもらうこと」がとても役に立ちます。
信頼できる人に、「これをやりたいけれど動けない」と相談し、「じゃあ、まずはパソコンの電源を入れるところから始めようか」と、馬鹿馬鹿しいほど小さなステップに分けてもらう。
外側の視点が入ることで、あなたの目に見えていた巨大な階段が、ゆるやかなスロープへと姿を変えていくのです。
小さく動ける形に変えていくために、今日できること
今日からできる一番優しいアプローチは、行動のハードルを「絶対に失敗しようがないレベル」まで下げることです。
もし、何か大きなタスクを前にして足がすくんでいるなら、今日の一歩をこのように変えてみてください。
例えば、机の片付けをしたいなら、机の上にあるペンを一本だけ引き出しにしまう。
本を読みたいなら、本の表紙を開いて、最初の一行だけを目で追って、すぐに本を閉じる。
新しい勉強を始めたいなら、教材のファイルをデスクトップで開いて、五秒だけ眺めて閉じる。
そのくらい、小さすぎて行動とも呼べないような形に変えてしまうのです。
「こんなのやったうちに入らない」と思うかもしれませんが、それで十分に大成功です。
大切なのは、結果を出すことではなく、あなたの身体に「動いても安全だった」という安心の記憶をプレゼントしてあげることです。
心が安心すると、次の日にはまた自然ともう一歩を踏み出せるようになります。
変わることは、大股で走り出すことではありません
前に進みたいのに足がすくむという苦しさから抜けていく道は、恐怖をねじ伏せて大股で走り出すことではありません。
自分の怖がりな心に寄り添い、歩幅をどこまでも小さくして、自分のペースで歩みを進めることです。
どんなに小さな一歩であっても、前に進んでいることに変わりはありません。
「このくらいならできそう」という感覚を大切にし、自分を急かさずに進むこと。
この優しい歩みの積み重ねが、あなた自身の自己信頼と、誰にも壊されない自分軸を作っていきます。
足がすくんでしまっても、何も恥じることはありません。
今日は大きな一歩を諦めて、あなたの足元にある、小さすぎるほどの一歩を、自分のためにそっと選んでみてはいかがでしょうか。