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休める時間があるのに、なぜかそわそわしてしまう心
せっかくの休日の午後、お気に入りのカフェで美味しいコーヒーを飲んでいるはずなのに、なぜか心が落ち着かず、気づけばスマホを開いてToDoリストをチェックしたり、次のタスクを考えたりしていませんか。
やるべきことは一段落したし、今はゆっくり休んでいい時間だと頭ではわかっているのに、じっとしていると「時間を無駄にしているのではないか」「このままではダメになるのではないか」という焦りが湧き上がってきます。
体は椅子に座って止まっていても、頭と心はずっと全力疾走を続けているような状態では、休日が終わる頃にはぐったりと疲れてしまいますね。何もしていない時間に罪悪感を抱えてしまうのは、本当にしんどいものです。
エンジンを切る方法を忘れて空回りする車のように
何もしていないと不安になってしまうのは、あなたが怠けているからではなく、これまで「何かを達成している自分」や「誰かの役に立っている自分」にこそ価値があると強く信じて、懸命に生きてきたからです。
まるでエンジンを切る方法を忘れてしまい、赤信号で止まっている間もタイヤをキュルキュルと空回りさせ続けている車のように、あなたの心は「止まること=自分の価値がなくなること」のように感じて警戒しているのかもしれません。
ずっと責任を背負い、周囲のために気を張って動き続けてきた人ほど、いざ「休んでいいよ」と言われても、力の抜き方がわからなくなって空白の時間が怖く感じられてしまうのです。
空白の時間が怖いのは、奥にある感情が顔を出すから
また、動きを止めた瞬間に、これまで忙しさで覆い隠していた日々の疲れや、ふとした寂しさ、将来への不安などの感情が心の奥から一気に湧き上がってくることもあります。
その感情と向き合うのがつらくて、無意識のうちに次の予定や作業を入れて、再び忙しさで心を満たそうとしてしまうのです。
しかし、本当に長く健やかに歩み続けるためには、ただ前進するだけでなく、途中でエンジンを止めて適切に休息をとるための「止まる技術」が必要になります。
「目的のない15分間」から、少しずつ止まる練習を始める
この休めない心の癖を少しずつ整えていくために、まずは「目的のない15分間」を意識的に作ってみることから始めてみませんか。
スケジュールをただ白紙にするだけでなく、あえてその時間は何もしない、成果を求めない時間と決めます。窓の外の雲がゆっくりと流れていくのを眺めたり、温かい飲み物の香りをただじっくりと味わったり、お気に入りの音楽に耳を傾けたりするのです。
最初は、何か有意義なことをしなければという強い焦りや違和感が出るかもしれません。しかし、その違和感を「おっと、またエンジンが動き出そうとしているな」とやさしく見守りながら、そのままそっと寄り添ってみてください。
休むことは、次のステップを大切に進むための力になる
何もしていない時間は、決して人生を無駄にしている時間ではなく、すり減った心のエネルギーを回復させるための大切な時間です。
休むことに慣れるまでは違和感があって当然ですが、「止まっても、私は安全で大丈夫」という安心感を少しずつ体で覚えていくことで、心の緊張はゆっくりとほぐれていきます。
自分の価値を証明するために走り続けるのを少しだけお休みして、ただ呼吸をしているだけの自分をいたわる時間を、今日から少しずつ選んでみてはいかがでしょうか。